日本の伝統的な織物である裂織に着想を得て、ORIGINAL SAKIORIのテクニックを開発し、その技法を使用しデザインしました。
裂織は昔日本が今のように豊かでない時代に、資源を大切に扱い何度も再利用していた際に生まれた技法です。この考えは、物が溢れている今の時代にこそ思い出すべき考え方だと感じ、物を大切に丁寧に扱う日本の人々の考え方を、テキスタイルデザインを通し人々に発信したいと考え製作しました。
廃棄生地を細かく繊細にカットし、ヨコ糸を作製し、織ることにより生地に加工しました。プリント生地に織組織により、表情が加わり、新たなテキスタイルに生まれ変わります。この技法は、廃棄生地の色や柄を生かしながらも、織組織で新たな表情を生み出し、オリジナルの廃棄生地に付加価値を与え、新しい価値を生み出します。


Distorted Stripes
立体感のある錯視柄を、オリジナル布糸で表現しました。オリジナル布糸の柄が、錯視柄の陰影を強調し、立体感のあるテキスタイルに、仕上がりました。

Three-dimensional Checkered
歪んだストライプ柄と、オリジナル布糸のランダムな色あいが引き起こす視覚効果を表現しました。布自体が歪んでいるような、シワが寄っているような、不思議な感覚に陥るテキスタイルです。

廃棄布から作成された、布糸は、廃棄された布により色合いや柄が変わるので、織り上げた生地は特別な1点ものになります。その都度出た廃棄生地から、織生地の色を考え表現しています。今回のコレクションでは、4種類のプリント生地を京都のプリント工場から集め、京都にて糸に加工を施しました。2021年より光井花が、生産背景を整え、今回のテキスタイル製作が実現いたしました。




