東京都豊洲の集合住宅、ルミレイス豊洲のエントランス部分のファブリックアートのデザイン監修を行いました。
滝の水の流れをイメージしたインスタレーションを、透け感のあるテキスタイルを選定し表現しました。
透け感のあるテキスタイルの重なりにより、照明の効果がより一層引き立つようになっています。
昼は天窓からの自然光を布を通して感じ、夜は照明を引き立てます。
時間によって異なる表情を空間にもたらす、テキスタイルのインスタレーションになっています。
プロジェクト:Textile Installation project for LUMILACE TOYOSU
クライアント:Jun Mitsui & Associates Inc. Architects
竣工: 2015年




ルミレイス豊洲について
https://www.jma.co.jp/works/lumilace-toyosu/
グッドデザイン賞(2016)/北米照明学会賞(2017)
ルミレイス豊洲は、短期賃貸のシングル層をメインターゲットとした集合住宅である。この特徴を考慮し、豊洲の新しい街のイメージをよりストレートに体験してもらえるように、デザイン的にもインパクトのある表現を心掛けた。壁面緑化を施した石貼りの低層部、アルミのグリッドによってタイトに構成された中層部、そしてガラス手すりによって水平方向を強調した高層部と、それぞれ意図的に強い対比をもって対峙させている。
中間免振構造を採用した際には免振層の巨大な「壁」が街のスケール感と合わない場合が多いが、壁面緑化を伴った隆起した大地としてデザインし、2階テラスの植栽と、晴海通りの既存列植を立体的に連続するようデザインしている。
エントランスホールはアルミルーバーで覆い、隆起した大地を潜り抜けるトンネルに見立てデザインされたものである。ルーバー越しの自然光や照明は「トンネルへ降り注ぐ光」をデザインしている。降り注ぐ光を最大限に具現化したのが、2階天井から中間免振層を貫いて1階まで到達するレースのファブリックアートを設けた高さ10mを超える吹抜空間である。1、2階の共用部は中間免振層によって分断されるのが通常だが、それを大胆にも繋げる試みを行い、他に類を見ないユニークなインテリア空間としている。
ファブリックアートは住民の方々を優しく迎えてくれる他、2階においてはラウンジとスタディルームを緩やかに繋ぐ緩衝空間となっている。
そしてまた、このファブリックアートは「ルミレイス豊洲」の顔として、晴海通りの賑わいに貢献する仕掛けでもある。プログラミングされたLED照明によって色彩豊かに刻々と表情を変え続けるファブリックアートと建物の存在が、新しい街豊洲の彩りとなることを願う。
